FX業者は、大きく日本国内の業者と海外の業者という2つに分けられます。
必ずしも『国内FX業者=〇〇』、『海外FX業者=△△』というようにカテゴライズ出来るわけではありませんが、国内FXと海外FXにはザックリとした違いがあります。
どのような違いがあるのか?その辺を軽く触れた上で、海外FXのスプレッドについて詳しく解説していきたいと思います。
国内FX業者と海外FX業者は何が違うの?
先ほどもお話しましたが、FX業者には大きく分けて国内業者と海外業者の2つに分けることが出来ます。
この『国内FX業者』と『海外FX業者』にはどのような違いがあるのでしょうか?
ポイントをまとめてみました。
- レバレッジが違う
- スプレッドが違う
- 売買形式が違う
- 追証に対する対応が違う
- 税率が違う
細かい違いは色々ありますが、大きくは上記5つのポイントが異なります。
まず、
レバレッジに関しては、国内は最大で25倍と決められています。
一方で、海外FXの場合は、100倍や200倍は当たり前で、888倍、1000倍という業者も存在します。
続いて、スプレッドについて。
スプレッドは、基本的に国内のFX業者が狭く。海外FX業者が広いという統計が取れます。
ただし、
後ほど述べますが、『スプレッドが狭い=稼げるFX口座』ではない!!ということをここでは言っておきたいと思います。
次は、
『売買形態』について。
全ての業者に当てはまるわけではありませんが、国内のFX業者はDD方式というスタイルを採用しています。一方で、海外FX業者はNDD方式というスタイルを採用しています。
難しい言葉の説明は省くとして、簡単に言えば、国内FXの場合は、『インターバンクとお客の売買の間に、FX業者が噛んでいる』ということ。
もっと言いますと、
『国内FX業者は、お客が損をすればするほど儲かり、お客が得をすればするほど損をする』ということになります。
続いて、
『追証』について。
追証とは、追加証拠金の略になります。
FX取引は、自分の手持ち資金以上の資金を持っているかのようにトレード出来ます。
5万円しか証拠金を入れていなくても、100万円もっているかのようにトレードすることができます。
ですが、
トレード自体は出来ますが、大きく儲けることが出来る可能性がある一方で、大きく損をする可能性もあるのです。
そして、
証拠金以上の損失を被る可能性を持っているわけです。
5万円の証拠金に対し、10万円の損失。
証拠金の5万円が消失するだけではなく、追加で証拠金を5万円入金する必要があります。
これが追加証拠金です。
スイスショックやリーマンショック時に、相場が瞬間的に大きく動き、この追加証拠金がものすごい額になったトレーダも数知れずです。
ここからがポイントですが、
海外FX業者の中には、この追加証拠金を一切取らないよ!という業者が多く存在しています。
後ほど詳しく解説いたしますが、ゼロカットシステムという追証が発生しても、追証を徴収されないシステムが構築されているのが海外FX業者の特徴です。(すべての海外FX業者ではありません)
最後に『税率』について。
税率に関しては、
全員に共通の模範解答があるわけではなく、最終的には他の事業体における利益等々で変わってきますが、基本ベースとしては、以下のことが言えます。
国内FX場合は、
『申告分離課税』という方式が採用され、所得額によらず約20%の税率になります。
一方、
海外FXの場合は、
『雑所得』に分類されるため、累進課税方式で最大45%の所得税がかかります。
国内FXと海外FXには上記のような違いがありますが、この後は、海外FX業者のスプレッドに注目してみていきましょう!
人気No.1海外FX口座XMのスプレッドは?
ここでは、
海外FX口座の中でも一番人気のXM(エックスエム)という海外FX業者について説明していきます。
XMのFX口座には、
一般的なスタンダード口座とは別に、【XM Zero口座】という口座タイプが用意されています。
スタンダード口座とXM Zero口座には、どのような違いがあるのか?というと、スプレッドに大きな違いがあります。
ココでは最も需要が大きいであろうドル円(USD/JPY)にフォーカスして説明いたします。
ドル円で考えたときのザックリとしたスプレッドは・・・
口座タイプ | スプレッド(/pips) |
スタンダード口座 | 1.8前後 |
XM Zero口座 | 0.0~0.1 |
スプレッドがこれだけ小さいのであれば、どう考えてもXM Zero口座でトレードするわ!!となってしまいそうですが、ちょっとしたカラクリがあります。
Pips表記じゃ分かりにくい!手数料を日本円で教えて!
実は、
XM Zero口座には、スプレッドとは別名義で手数料というものが存在します。
ドル円の売買をする場合、往復で10ドルの手数料(1ロットでトレードした場合)が必要になります。
1ロットでのトレードを前提として、
スタンダード口座とXM Zero口座での総コストを計算してみると・・・
口座タイプ | スプレッド | 手数料(/pips) | 総コスト |
スタンダード口座 | 1.8pips | 0pips | 1.8pips(=約1800円) |
XM Zero口座 | 0~0.1pips | 1.0pips(→約10ドル) | 1.1pips(=約1100円) |
※ドル円1ロット分の売買前提
この表だけを見ると、XM Zero口座の方が良さそうに見えますよね?
ただし、
上記はあくまでもドル円のみの手数料ですから、他の通貨ペアでは手数料の額が変わってきます。
この辺がちょっとわかりにくい点や、スタンダード口座であれば受け取れるはずのボーナスを一部受け取ることが出来なくなっていますので、必ずしもXM Zero口座が最強!!という風にはなりません。
海外FX口座の中では、国内口座に匹敵するレベルのスプレッドで、最狭ではありますが、スキャルピングやデイトレで1日に何度もトレードする人以外は、スタンダード口座でのトレードをおすすめしたいと思います。
とは言え、
コチラからXMの口座開設を一度行ってしまえば、スタンダード口座もXM Zero口座もどちらも開設することができますから、今すぐ口座開設しておくことをおすすめします。